院長、矯正治療患者になる
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こんにちは、柏井歯科矯正歯科の院長 柏井です。
日々変わる咬む感覚に慣れながら戸惑いながら楽しんでいます。

 

昨日とは違う変わっていく自分の口の中を鏡で見たりしながら面白がってます。
今回も、矯正治療開始後のお悩み・疑問でよくお聞きすることについて、お話できればと思います。

 

『矯正治療って、始めたらどんくらいの頻度で診てもらえば良いんですか?』

 

けっこうよくご質問をいただきます。

 

矯正治療中の通院頻度

これは医院の方針や担当の医師の裁量に依るところも多いとは思いますが、概ね、3、4週間に一度の間隔で診ていくという方針が概ね妥当であるようです。

 

「なんでそんなに定期的に行かないといけないのか?」と思われる方もおられるかもしれません。
矯正治療中の定期的な受診が必要な理由はたくさんありますが、まず絶対的な前提として、矯正装置を着けたらそのまま放っておけば勝手に良い歯並びに変わっていくということはありません

 

固定装置であればそこに通すワイヤーを太く交換していったり、ワイヤーを微妙に曲げたり調整することで歯は細かな移動を実現します。

 

マウスピースであれば、順調にマウスピースが交換できているかの確認。もしアタッチメントが外れていれば着け治す必要があります。
そもそも歯ブラシがちゃんと出来ていて、歯肉炎虫歯になっていないか??衛生状態はどうか?

 

診るべきポイントはとても多いんです!

 

矯正治療中の通院で行う事

ワイヤーの調整が必要であれば当然、マウスピース矯正のアタッチメントが修正必要であれば修正し、微調整を繰り返します。
僕自身も、歯が動いた結果余って出てきたワイヤーのカットや、装置の追加や調整で、定期的に診てもらっています。

 

僕は月一回、診てもらい、『ここの歯ブラシが不十分』『この咬み合わせは良くなってきた』など、具体的に教えてもらえて勉強になります。
良くないところは歯ブラシを自分で頑張り、なかなか咬まないところは調整をしてもらったりしています。

 

例えば、「腕の骨を骨折してギブスをして固定しました」としましょう。
心配ですよね。

 

”折れたところが感染しないかな”
”うまく骨は繋がってきてるかな”
”痛みはどうすれば”
”腕の動かし方はいまどうすれば良いかな”
”治ってきた時どんくらい動きは戻るのかな”

 

お医者さんもこれらの悩みに応えるよう、必ず定期受診や経過観察、リハビリを行うはずです。
矯正歯科も同じです。

 

”歯肉炎や虫歯などの感染症にはなっていないか”
”歯ブラシの状況は大丈夫か?”
”歯の移動量は適切か?”
”咬み方はどうか”
”予後の見通しはどうか”
”痛みはないか”

 

診た上で、ブラッシング指導クリーニング、また痛みが強い時期であれば鎮痛剤の処方も行います。
ワイヤーの交換や、ワイヤー・アタッチメントの調整などの必要な治療ももちろん行います。

 

まとめ

当院では、治療中に毎回の調整料や、経過観察料・管理料などの負担をいただくことはありません
ですので、小学生のお子さまでも学校帰りに立ち寄っていただき、調整・経過観察、唇や舌のトレーニングを行ってから帰るといった方もおられます。

 

もちろん、お仕事や学校などで受診に制限がある方も多くおられるかと思います。ですので、都合のつきやすい曜日や時間帯を双方で確認してから治療を始める方が良いですよね。

 

最後に、少し前の写真にはなりますが、治療開始直後と5か月後の写真の写真を並べてみます。
抜歯を終えて奥歯にバンドを巻いた開始直後です。↓

開始5か月後です。↓

装置の接着はもちろんですが、ワイヤーの調整、細かな装置の追加をしてもらい、治療が進んできています。『”一度装置を着けてそのまま”ではこうはいかないよね』ということをよく実感しました。

 

とはいえまだまだ治療中です、これからも経過報告と、何か少しでも為になる情報を発信していきます!

 

見ていただいている方、ありがとうございます。
今後ともお付き合いください、宜しくお願いします。

 

 
 

京都北山・北大路の歯医者・矯正歯科
柏井歯科矯正歯科
院長 柏井 桂

 
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