院長、矯正治療患者になる
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こんにちは、柏井歯科矯正歯科の院長 柏井です。
矯正治療で歯が動き始めています。

 

実は、前回の診断結果を受けて、最初の装置を着け始めています!
そうなんです、今回のテーマでもある”抜歯”を既に終えております。


左上の4番目(第一小臼歯)左下の4番目(第一小臼歯)2本を抜歯しました。

 

※出血部位もありますので、画像は加工しています
※お口の中の写真は左右逆になるので、抜歯した左側の歯は向かって右側になります

 

今回は抜歯というネガティブなワードでもありますので、少しばかり、いち矯正患者としてからというよりも、いち歯医者としてお話させていただきます。

 

抜歯について考える事

そもそもなんとなく、この数年、十数年くらいの歯科・歯医者を取り巻く雰囲気として『抜歯=悪』というような流れが世間にあることを実感しています。
最近は、誤った情報が先走るだけでなく、正しい情報も発信されている世の中になってきましたが、『抜歯する歯医者=ヤブ医者』というような印象さえ与えかねない世論・社会の動きを感じる事が多々あります。

 

皆さんも、何か(SNSやネット広告、バスや地下鉄の広告)で『抜かずに治す矯正治療』『歯は抜くな、削るな』なんていった謳い文句を見たことあるのではないでしょうか??
こういった文言をどう感じられるかはヒトそれぞれですが、個人的には広告やメディアに乗る言葉としては良くないのかなぁと思ってしまいます。

 

極端な治療方針って、その医師の信念として胸の内に抱く分には良いですが、広告としては少々煽情的ですよね。
「なんとしても抜歯・削るという治療はNO!」という方には、なんとも強く勇気づけられる言葉かもしれませんが、そういった過度な広告・言葉によって、正しかったはずの治療が否定され、結果的に行き場を失った患者さん達を多く見てきました。

 

抜歯の必要性

すいません、少し話がそれましたが今回言いたいことは、抜歯という治療手段を頭ごなしに否定してほしくないということに尽きます。
矯正治療の抜歯ケースということで考えますと、歯が並ぶべき上あご・下あごの骨は成長し終わってる大体17、18歳以降ぐらいのいわゆる大人の歯並び。そんな大人のあごのスペースから逸脱している歯を並べ整えるのには限界があります。

 

僕は、37歳という顎の成長も止まったまぎれもないおじさんですので、「歯並び・咬み合わせを良くし、更にはブラッシングしやすい環境を整えて、虫歯・歯周病のリスクを減らす」という目的のためにも「左上4番目と左下4番目の2本の抜歯」という手段を選び、抜歯し、矯正治療を開始してもらいました。

 

まとめ

『矯正治療はしたいけど抜歯はしたくない!』という方も多くおられると思います。

 

もちろん抜歯無しで治療可能であればそれに越したことはありませんが、過剰に恐れて適切な治療を拒否されている方を多く見てきたので、皆さんにはそうなってほしくないぁと思い、多少暑苦しい文章になってしまいました、すみません。笑

 

そんな方には是非、矯正を専門的に行っている歯科医院治療相談に行かれる事をおすすめします。
1つの医院だけでなく、2つ3つでも行ってみて良いと思います。

 

気になっていることを、多くの歯科医師を訪ねて意見を聞くことはとても参考になると思います。
そのうえで、ご自身の意思を持って治療を選択して、それまでの迷いや恐れがクリアになれば良いなぁと。

 

このブログが少しでも皆さんの参考になれるように、引き続き情報発信していきます!
次回以降は、今後の治療方針や使う装置などをお話したいと思います。

 

 
 

京都北山・北大路の歯医者・矯正歯科
柏井歯科矯正歯科
院長 柏井 桂

 
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